奈良・吉野の堀内農園は、杉山を開いて、およそ250年前からみかんを育ててきた農園です。柿は、100年以上前から。いま園主をつとめる堀内俊孝さんは5代目で、毎年、地球人倶楽部に刀根柿(とねがき)を届けてくれます。今シーズンの刀根柿が届いたので、堀内さんの仕事を、一年の流れでご紹介します。
堀内農園は、吉野の杉山を開拓して始まった農園です。みかんの栽培は、およそ250年前から。柿の栽培は、今から100年以上前からはじまりました。
5代目の堀内俊孝さんは、東京農業大学で果樹を専攻して学びました。理論と実践に基づいた減農薬栽培(特別栽培)で、柿を育てています。堀内農園の説明では、化学肥料は一切使っていません。
刀根柿の一年の仕事を、季節の順にたどります。
葉が茂った木の姿を思い描きながら、日当たりと風通しがよくなるように、枝を切り落とします。害虫が出にくくなるため、農薬の回数を減らした栽培につながります。
木を砕いて作ったチップや、化学肥料ではない肥料を使って、土をつくります。ふかふかの土には、モグラやミミズなどの生きものがすみつきます。堀内農園は、そうして活性化した土で、柿を栽培しています。
枝先には、数えきれないほどの蕾がつきます。年によって変わりますが、1本の枝に6〜10ほど。その蕾を、1本の枝に1つだけ残して、あとは落としていきます。こうすることで、一玉一玉が大きな実に育ちます。
花が咲きはじめる頃、各園地にミツバチを放します。ミツバチたちが受粉を助けてくれます。

刀根柿は、平核無柿(ひらたねなしかき)の早生(わせ)の系統で、「渋柿の王様」と表されることもある品種です。奈良県の刀根淑民(とねよしたみ)さんの園地で偶然見つかり、昭和55年(1980年)に品種登録されました。
種がないのは、品種そのものの性質です。薬剤で種をなくしているわけではありません。

もともと渋柿の仲間なので、収穫したままでは、渋みの正体であるタンニンのために、渋くて食べられません。出荷前に、タンニンを抜く「渋抜き」をして、甘い柿としてお届けします。
会員サイトでも、堀内農園の刀根柿を、その週のお届け品としてご用意することがあります(出ない週もあります)。「刀根柿」で検索すると見つかります。表示は、商品ページの記載によるものです。
会員サイトで「刀根柿」を探す ›Q. 刀根柿には、本当に種がないのですか?
A. はい。品種そのものが種を持たない柿です。薬剤で種をなくしているわけではありません。
Q. 渋柿なのに、なぜ甘く食べられるのですか?
A. 収穫後に、渋みの正体であるタンニンを抜く「渋抜き」をして、出荷しているためです。
Q. 堀内農園は、どこにありますか?
A. 奈良県吉野にあります。およそ250年前からみかん、100年以上前から柿を栽培してきた農園で、いまの園主は5代目の堀内俊孝さんです。