NOTES FOR MEMBERS · FOOD
れんこんは、はすの「根」ではありません。地下茎という、土の中の茎がふくらんだ部分を食べています。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)
輪切りにすると現れる穴も、はすが育つための大切な仕組みです。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)見慣れた形のわけを知ると、台所で手に取るのも楽しみになりますね。

切ったれんこんには、10個ほどの穴があります。これは、葉から取り入れた空気を、水の中の地下茎まで送る通り道です。「通気孔」と呼ばれています。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)
れんこんは、腰までつかるほどの水を張った水田で育ちます。水の中で空気を運ぶための穴が、あの形につながっているのです。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)
また、穴があることから「先が見える、見通しがきく」とされ、お正月やお祝いの料理に使われてきました。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)煮物を盛りつけるときには、穴の見える向きに置いてみてはいかがでしょう。
れんこんは一年を通して流通しています。一般的な旬は11月から3月です。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)令和3年の県別収穫量では、1位が茨城県で25,500トン、全国の49.5%を占めています。2位は佐賀県、3位は徳島県です。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)
収穫には、水を張ったまま行う「水掘り」と、水を抜いて行う「鍬掘り」があります。水掘りでは、ポンプの水圧でれんこんを浮かび上がらせます。傷をつけないように収穫する方法です。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)
れんこんには、中国種と在来種もあります。現在は、収量の多い中国種が主流です。(農畜産業振興機構「野菜ブック」)
| 種類 | 土の中での伸び方と形 | 食感の特徴 |
|---|---|---|
| 中国種 | 浅く伸び、節の間が短く太い(野菜ブック) | 粉質(野菜ブック) |
| 在来種 | 深く伸び、節の間が長く、ややほっそり(野菜ブック) | 粘りのある肉質(野菜ブック) |
手に取れるときは、ずっしりと重みがあり、まっすぐなものを目安にしましょう。皮の色は茶褐色や淡い黄色が本来の色です。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)表面がかさかさしていないことも、選ぶ目安になります。(千葉県「ちば旬鮮図鑑 れんこん」)
切ったものなら、切り口と穴の中も見てみましょう。穴の大きさがそろい、中が黒くなっていないものが選ぶ目安です。(千葉県「ちば旬鮮図鑑 れんこん」)
切り口が黒っぽくなるのは、れんこんに含まれるタンニンが空気にふれ、酸化するためです。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)皮をむいたら酢水にひたすと、変色を防げます。(千葉県「ちば旬鮮図鑑 れんこん」)ひたす時間は2〜3分、酢の濃さは1〜2%が目安です。長くひたしすぎると、ビタミンCが水に溶け出してしまいます。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)
白く仕上げたい料理では、ゆでるお湯に少量の酢を加える方法もあります。鉄製の鍋を使うと黒く変色するため、避けましょう。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)
ときには、切り口が紫色になることもあります。これはタンニンと鉄分が反応し、「タンニン鉄」という物質ができるためです。鉄製の鍋やフライパンのほか、包丁や水道の蛇口の鉄分が影響する場合もあります。(東京都保健医療局「相談事例」)
空気にふれることと、鉄分にふれること。いつもの調理道具にも、色の変化につながる理由があるのですね。
まずは、輪切りで炒め物を作ってみましょう。油をひいたフライパンで炒め、しょうゆやみりんで味をつけます。味見をしながら、好みの歯ごたえに仕上げてください。
縦に細長く切って、きんぴらにするのもよいですね。輪切りのときと食べ比べて、かみ心地の違いを楽しんでみましょう。切る厚さも、お好みで加減してください。
すりおろして、れんこん焼きにする方法もあります。すりおろしたれんこんに片栗粉と塩を混ぜ、スプーンでフライパンに落とします。両面を焼き、中まで火を通しましょう。刻んだねぎを添えてもよいですね。
切っていないものは、湿らせた新聞紙で包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。切ったものはラップでしっかり包み、同じく野菜室で保存して、早めに使い切りましょう。(alic月報野菜情報「今月の野菜 れんこん」)
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